日々moti

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大切なものを失った

あぁー

そうだった。

 

今日は兄上と飯を食いに行くんだった。

 

 

 

他の兄弟に比べて我が兄弟は中がいいと思う。

兄弟というよりは、「友達」という感じのノリが多い。

 

 

そんなこんなでどこに食べに行く?とか話しながら車へ乗り込む。

 

お互いの財布の中身を確認し、1万円をお互い所持していることが判明。

 

これくらいの持ち合わせがあれば基本なんでも行ける。

 

焼肉や寿司、中華。うん問題ない。

でも、基本は安い金額で済ませれる所に行くのが我が兄弟。

 

 

でも今日の兄上は少し様子がおかしい。

 

 

いつもはぼーっとしている兄上。口を半開きにし携帯をいつもいじっている兄上が、今日だけは口に力を入れ、真っ直ぐな目で僕を見てこう言った

 

「パチンコに行って、増やして焼肉に行こう」

 

 

、、、は?

なんを言ってるんだこのバカは。

 

お互い1万円を持っているにも関わらずなぜ負ける可能性のあるパチンコに行こうとしてるのだ兄上。

 

 

でも、僕の顔は笑っていていたと思う。

腐ったな。僕も。

最高だ兄上。勝とう。いざ戦へ出陣じゃ。

 

 

こうして我が兄弟は飯を食べる前に戦争をしに行くことになった。

 

 

 

なんの台を打とうか迷うことなく、兄弟揃って花の慶次を打ちにむかった。

 

 

二人並んで打っていた。

もう勝つことにしか目がなかった。

 

 

1000円。また1000円と消えていく。

すごい暑い演出が来てそれを外したりしていたらお互い1万円あったはずが1000円になっていた。

 

この1000円は使えない。

僕達はパチンコをするのが目的ではない。

ご飯を食べるのが目的なはずだった。

 

 

無言で車へ行き、一段落したら兄が口を開いた。

 

すき家で良いので御座候?」

 

!?

 

やばい。頭がおかしくなったか?

御座候の使い方、絶対違うだろう

 

それに対して僕も

「問題ないで御座候」と答えていた。

 

あぁー悲しい。

焼肉の夢が消えたで御座候。

 

 

行くまでは満面の笑みでパチンコに向かっていたのに。

 

 

この気持ちは本当になんとも言えない。

また、バイトを頑張ると決めた。

 

 

神よ。

 

私はあなたを決して許さない。で御座候。